一般社団法人日本公衆衛生看護学会

グランドデザイン

公衆衛生看護のグランドデザイン~2050年に向けて~(2024年6月9日改定)

2016年に公表した2035年に向けたグランドデザインについて、昨今の急激あるいは予測が難しい社会の変化への対応,ならびに内閣府が発出したSociety5.0の実現という点で、現行の内容では不十分であり,学会としてのアクションをより明確に示す必要があると考え、改定が望ましいと判断した。同時に、長期的に将来を見据えた方向性を示す必要があるという観点から、2050年に向けてと改めることとした。
公衆衛生看護のグランドデザインは、2050年の社会を見据えて、学会員と社会に対して、本学会が果たすべき 公衆衛生看護の方向性と構想を示すものである。
本グランドデザインでは、本学会の公衆衛生看護・公衆衛生看護学・保健師の定義を前提として、公衆衛生看護の主な領域である地域・学校・産業を中心に、今後公衆衛生看護が幅広い分野に発展していくと予測している。
本グランドデザインの構成は、2050年の社会に向け、公衆衛生看護の理念と使命、それに寄与する公衆衛生看護の目標と役割を明らかにし、その目標を達成するために本学会が担うことを示すものである。
本グランドデザインは、学会員と社会に対して広く周知するとともに、社会の変化に応じて随時見直すものとする。

第5期理事会
グランドデザイン改定検討会

 

公衆衛生看護のグランドデザイン~2035年に向けて~(2016年)

本学会は、平成28年6月の総会を経て、「公衆衛生看護のグランドデザイン~2035年に向けて~」(以下,GD)を公表しています。
少子超高齢化の進展は、経済成長にも影響を与え、世代間扶養で繋いできた社会保障負担の増大を招くなど、社会的セーフティネットが危ぶまれています。地域社会の相互扶助機能も脆弱となり、孤独死やセルフネグレクトなども社会的問題となっています。高齢最先進国として、誰もが安心して「自分らしく生きる」ことを支える社会を築きたいものです。保健師は、これまでも時代の趨勢を見極め、未来を予測し、公衆衛生看護の理念にそって活動を展開してきています。まさに今この時代のニーズの拡大,環境や価値の多様化、格差の増大等から生じる健康課題に対し、政策的に関与し、成果を導くことが求められています。
GDは,それらに寄与すべく専門性の発揮と強化策(基礎教育や継続教育)など、学会の役割についても示したものです。ぜひ、我がこと!丸ごと自分ごと!として一読していただき、教育/研究、実践現場など各々の領域で参照いただければ幸いです。

教育委員会

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