一般社団法人日本公衆衛生看護学会

研究なう

 エビデンスのある実践・研究のために文献を読みたい。でも忙しくて読めない、ましてや英語論文となればなお労力がかかって読めない…そんなあなたへ。
 本学会では、学会員を対象として、海外学術雑誌からピックアップした公衆衛生看護に役立つ情報を日本語で紹介する「研究なう」を、毎月1日にメールでお届けしています。
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広報委員会

・文献の活用については、保健師サプリ第6回 使える「知恵」がそこにある~ブンケン、活用してますか?~の記事もご参照ください。

 

配信例(研究なう 82号 2021年4月配信 より抜粋)

※毎号、4~5例の学術記事を掲載しています。配信例として、一部を抜粋してご紹介します。
※これまでの配信号は、「研究なうアーカイブ(会員専用ページ)」でご覧いただけます。

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●日本でも無縁じゃない?!移民・難民の健康課題とその対策とは
●ロックダウンが男性のパニックと不安を増大させる?(オランダ)
●コロナ禍におけるワーキングマザーのメンタルヘルス不調対策は勤務時間の柔軟な変更で!(米国)
●コロナ禍での失職リスクは女性に有意に高い
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ウクライナ難民の健康守るには

英医学誌Lancetは2018年、気候変動や紛争などの影響もあって世界で移民・難民の数が増えていることに着目し、こうした人の移動と健康に関する諮問委員会を設置しました。同委員会は報告書の中で人の移動と健康の間には密接な関係があることに着目し、移民・難民の健康を守る政策と研究課題を提案しました(https://www.thelancet.com/commissions/migration-health)。この委員会で中心的な役割を担ったロンドン大学の研究者らはロシアのウクライナへの侵攻を受けて同誌に寄稿し、ウクライナ難民を受け入れる欧州各国に対して、エビデンスに基づいて難民の命と健康を守る対応を取るよう訴えました。侵攻開始から1か月が経過した今、ウクライナから逃れて隣国のポーランドなどに滞在している難民は400万人近くに上り(https://data2.unhcr.org/en/situations/ukraine)、欧州で第二次世界大戦以来最大の人道危機となりつつあります。著者らは、①ロシアが医療施設への攻撃をやめ、傷病者の避難を可能にする、②慢性疾患を持つ避難民が引き続き透析など命にかかわる医療を受けられるようにする、③ウクライナの医療従事者が滞在先の国で勤務できるようにするーーことなどを求めています。

Ioffe, Y., Abubakar, I., Issa, R., Spiegel, P., & Kumar, B. N. (2022). Comment Meeting the health challenges of displaced populations from. The Lancet, 6736(22), 10–11.
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(22)00477-9
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