一般社団法人日本公衆衛生看護学会

理事長挨拶(2018年度)

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 日本公衆衛生看護学会は任意団体として2012(平成24)年に設立され、2015年4月には法人格を取得して「一般社団法人」となりました。会員数は300人からスタートして、現在、1,700名を超えました。会員の半数以上が、保健師をはじめ養護教諭、助産師、看護師、その他公衆衛生に携わる実践者で構成されているところに本会の特徴があります。
 本会設立以来、本会の目的を達成するために、「公衆衛生看護」「保健師」など用語の定義の作成、2035年を見据えた「公衆衛生看護のグランドデザイン」および「公衆衛生看護学の体系」の作成、学会誌の年3回刊行と電子ジャーナル化、教育・実践、研究の学術奨励賞の授与、研究倫理審査の実施、セミナーの開催、研究や国際関連情報等の提供などを行ってきました。また、年1回の学術集会には毎回1,000名を超える参加があります。

 今期(2018年度~2019年度)は、健全かつ安定した学会運営を行い、会員や将来の会員候補の皆様にとって魅力ある学会活動を行っていきたいと考えています。また、公衆衛生看護実践領域における認証制度について、その計画を具体化できることをめざしています。
本会は、今後も他の公衆衛生看護の諸団体と連携・協力しながら、とくに学術的基盤づくりと学術的発展の役割を担いながら、公衆衛生看護の発展に寄与していきたいと考えています。
 公衆衛生看護は、地域保健、産業保健、学校保健だけでなく、人々が生活するところすべてに存在します。公衆衛生看護の実践、教育、研究の場で働く保健師の皆様だけでなく、公衆衛生看護に関心のある方は、ぜひ私たちとともに人々の暮らしとよりよい社会の実現のために協働していきませんか。
 今期も本会の更なる発展のために努力してまいります。会員の皆様には、引き続きお力添え、ご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

2018年6月
一般社団法人日本公衆衛生看護学会
理事長  麻原きよみ

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