一般社団法人日本公衆衛生看護学会

第5回学術集会

テーマ

公衆衛生看護のソーシャルデザイン 
-人々と共にまちとくらしの未来を拓く-

会期

平成29年1月21日(土)・22日(日)

会場

仙台国際センター(宮城県仙台市)

会 長

大森純子(東北大学)

副会長

岡本咲子(宮城県)

ホームページ

http://japhn5.yupia.net/

ポスター

こちらよりダウンロード可能です。

優秀ポスター賞

審査結果

メッセージ

東日本大震災(2011年3月11日)の翌年、2012年7月に設立した日本公衆衛生看護学会の5回目の学術集会は、東北地方の主要都市仙台で開催されます。

宮城県では、この震災を機に、まちの復旧・復興、再生を軸とした公衆衛生看護が展開されています。保健師は、あの日から5年の歳月をかけ、目の前の課題に向き合い、住民や関係者とともに自分たちの力で、まちとくらしの未来を拓こうとしています。このような、健やかな命・生活・人生を護り、安寧を育む地域社会の未来を創り出す活動は、人々と共に社会をデザインする公衆衛生看護の原点といえます。

第5回学術集会では、各地で展開されている、住民のくらしを中心に行政・産業・学校・福祉など様々な分野の専門家が知恵を出し合い、未来志向のエネルギーを生み出す組織的な活動展開について共有し、公衆衛生看護の未来について探究したいと考えています。

東北には、社会を変える新しい価値を創造する実践知や、活動の原動力となっている土地の記憶(豊かな風土・生活文化と被災地の苦悩・痛み)があります。これらを、公衆衛生看護の発展のために、東北から発信したいと思います。ご支援をいただいた全国の方々に感謝を込めて。

開催報告

2017年1月21日・22日に仙台国際センターにて、「公衆衛生看護のソーシャルデザイン -人々と共にまちとくらしの未来を拓く-」をメインテーマに、大森純子大会長、岡本咲子副会長のもと、盛会のうちに終えることができました。参加者の皆様、協賛各社・団体、ご協力いただいた全ての皆様に深く感謝申し上げます。全国から1,011名の参加があり、場内は大寒波も寄せ付けない熱気に包まれました。

メインプログラムでは、メインテーマの大会長講演や基調講演「新しい公衆衛生戦略の展望-健康長寿社会を実現する」を始め、震災による実践知の発信など、公衆衛生看護の発展に向けた多彩な報告やディスカッションが行われました。示説発表(247演題)やワークショップ(19演題)では、活発な意見交換が交わされました。懇親会では130名を超える参加があり、地元の若者による合唱やすずめ踊りの披露に大いに盛り上がり、参加者が一体になることができました。

次回、第6回学術集会は、平成30年1月6日(土)・7日(日)大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で「公衆衛生看護の原点から未来につなぐ 健康格差解消にむけ、地域の人々と協働する新たな保健師の力の共有」をテーマに開催します。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
(報告:第5回学術集会事務局 田口)

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